“時間差RAPID開発”ってなに?(前編)

まふゆのシナプス観察日記, 働き方改革, 仕事効率化, 弊社の取り組み

【まふゆのFCS観察日記】~FCS社員ブログ~
文系OL“まふゆさん”が、FCSの取り組みや日常の1コマを題材にしたお話をお送りします。

 

きょうのわたし、少々緊張しています。
縁もゆかりもないはずの会議に、突然呼ばれたので。

それと、ななめ前に座るプログラマーさんが、さっきから渋い顔でためいきをついているので。

さらに、Web会議を使って自宅から参加している在宅プログラマーさんの声も、かなりトーンが重いので。

 

わたしは会議室のすみっこの席にちぢこまって、この会議、「“時間差RAPID開発検証”第1回報告会」が始まるのを待っている。

“時間差RAPID開発”とは?

それは、拠点間の「時差」を利用した、システム開発の高速化のこと。
目指すところは、24時間ノンストップ開発。

……イメージできない人も多いと思うので、会議の話をする前に、まずこの“時間差RAPID開発”について解説します。

 

“時間差RAPID開発”
この言葉が使われはじめたきっかけは、FCSがイギリスにシステム開発子会社を持ったことだ。

ふたつの会社が、国境を越えていっしょに仕事をするには、ひとつ、「時差」という問題がある。

日本とイギリスの時差は8時間から9時間。チームを組んで仕事をしようとしても、こっちが働いているあいだ向こうは夜。
もちろん逆もそう。

とはいえこればっかりは、気合で解消できる問題じゃない。
それなら逆に、時差を活かす方法はないか?

ということで、「時差を活かした24時間開発」を検討することになった。
これは、何人かが交代で1つの仕事をすることで、24時間作業をとめない、というシステム開発の進め方だ。

イギリスの仲間が眠っているあいだ、日本のメンバーが仕事を進める。
それを引き継いで、今度は私たちが休んでいるあいだに、向こうのメンバーが進めていく。

これを繰り返せば、まるで1人の人が24時間ノンストップではたらいているみたいに
仕事が急ピッチで進んでいく、らしい。

そしてこれを、FCSでは“時間差RAPID開発”と呼ぶことにした、らしい。

 

この話、ちょっと前に社長の藤本さんから聞かされてはいた。
でもそのときは、かるく聞き流していたとおもう。

わたしはプログラマーでもないし、積極的に海外に出ていきたいわけでもないし。

いっぽう開発のチームでは、
「本当にそんなことができるのか?」
「できたとして、質やスピードはほんとうにあがるのか?」
を検証する実験がはじまっていた、らしい。

ただし、いきなり日本とイギリスで、言葉も違うどうしで、というのは難しい。

さいわい、FCSには在宅勤務のメンバーもいるということで、第1回の実験は、日本の中の別々のところにいる、日本語がつかえるプログラマーどうしで、ということになった、らしい。

 

「らしい」ばかりなのは、その実験が終わり、さて報告会、となって突然、わたしがそこに参加することになったからだ。

「この取り組みの記録をまとめて、いろんな人につたえてほしい」
そう声をかけられ、記録係として会議室にやってきた。

 

で、いきなりこの重い空気。
そりゃ、緊張もする。

「それじゃあそろそろやりましょう」

ひとりほがらかな、この実験の責任者・部長の守谷さんの声。
それを聞いて、ふたりのプログラマーさんは口をそろえた。

「これ、難しすぎます」

そうですよね、やっぱり。
そうおっしゃる気がしました。

(率直な感想、難しすぎる、っと……)
とりあえず、この第一声をノートに書きうつす。

・・・

海外とのつながりを活かそうとするこの取り組み、どうやら簡単ではなさそうです。
立ちはだかる困難は、後編で。

(この記事は、FCSの取り組みを元にしたフィクションです。
登場人物・エピソードはすべて、“まふゆさんの中の人”の創作です)

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まふゆさん
この記事を書いた人

まふゆさん

“まふゆさん”の中の人。
大阪オフィスの管理部門でこつこつ働きつつ、
ときどき社内ライター兼校閲ガールを務める。
本とお酒とNHK Eテレ「きょうの料理」が好き。

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