「製造業に特化したシステムベンダー」であるために

弊社の取り組み, キャリアアップ, 経験談・小話

シナプスイノベーション 営業本部のノズエです。

 初めてお会いしたお客様に当社の紹介をするとき、私はまず一言目に「私たちは製造業様に特化したシステムベンダーです」と言います。

 モノづくりの現場をよりよく変えるサポートをしたいと考え、シナプスイノベーションは新たなソリューションの開発や提供に力を注いでいます。

 そんな我々が「製造業に特化したシステムベンダー」として普段から取り組んでいること、気を付けていることを、一部ではありますが今回ご紹介します。

工場見学のルール

 お客様にシステムを提案、導入するにあたって、私たちはお客様の工場をたびたび見学させていただきます。よりよいソリューションをお届けするには、まずはお客様のことを十分に理解しなければならないのですが、資料を頂戴したり口頭でご説明いただいたりするだけではどうしても理解が及ばない部分もありますので、実際に現場を拝見して、お客様の業務を把握したり課題を考えたりするのです。百聞は一見に如かずですね。

 お客様の仕事の現場に立ち入る以上、ご迷惑をおかけするわけにはいきません。そこで、工場見学に伺う際に気を付けることを、「経営計画書」という当社社員のハンドブックにまとめています。

 たとえば服装については、スカートではなくパンツを着用すること、ヒールのある靴ではなくスニーカーや安全靴を使用することなどが記載されています。

 私たちが普段何気なしに着用している衣服のまま現場に入ってしまうと、事故や衛生面の問題などの原因になってしまう恐れがあります。製造業にお勤めの方からすれば当たりまえのことかもしれませんが、改めて注意を促しています。

 服装といえば昨年、当社オリジナルの作業着も作成しました。上下セットの衣服と帽子、それから安全靴です。こちらはお客様から作業着着用の指定があるときのために作ったもので、工場立ち入りの機会が特に多い名古屋拠点のメンバーが主に使っています。

 こういった地道なことから取り組むことで、製造業のお客様によりいっそう寄り添えるように努めています。

製造業を学ぶ

 シナプスイノベーションはシステムのプロであり、かつ、製造業に精通した社員も多数在籍している企業です。しかし、私のような若手社員などは、製造業についてまだまだ勉強中なのも事実です。当社では社員がより製造業について知識を深めることができるように、社内勉強会の実施や研修への参加も積極的に行っています。

 例えば社内では、「モノづくりサポート朝礼」と題した勉強会を毎月第二金曜日に実施しています。長年製造現場へのITシステム導入に携わってきた社員が講師を務め、製造業ではどのように業務を行っているのか、製造現場ではどのような基準や規格が使われているのか、全社員参加で学びます。

 また外部研修として、株式会社ペック協会(PEC協会)様の現場改善講座にも参加しています。私も何度か出席させていただきました。

 PEC協会様の現場改善講座では、製造現場のムダを改善する方法について学びます。実際に製造業の現場に入り、モノの流れやヒトの動きを理解した上で、停滞・動作・運搬のムダがないかを議論し、現場をどう変えれば生産性をさらに向上できるかを考えます。

 私たちシステムベンダーは、「生産性向上のために」と言いつつも、しばしば机上の空論を展開しがちです。私は製造業様のためのシステムベンダーの一員として、こういった研修の場で製造現場と改善のリアルを体験することで、より実態に伴った改善案をお客様に提案できる、そんな営業になりたいと考えています。

<参考>
株式会社ペック協会:http://www.pec-g.co.jp/

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私たちは、製造業のためのソフトウェア開発会社、シナプスイノベーションです。
基幹システムの導入から、生産・物流等の見える化・自動化までワンストップで提案します。
経営層から現場層まで情報を一気通貫につなげられることが強みです。

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