国際公用語は英語、
それだけではビジネスはできない

経営 事上磨練, 経営・マネジメント

 

 

シナプスイノベーション代表取締役の藤本です。

私たちは、自社の製品を日本国内だけではなく、世界中に広めることを目標に掲げています。

 

どんな目標でも、実現するためにはそれに適した人材の獲得、育成が必要です。
方法はいろいろありますが、例えば最近当社では、外国籍の留学生を受け入れています。

 

先日、Skypeを使って、海の向こうの4ヵ国の人たちと面談を実施しました。
お相手はそれぞれインドネシア、ベトナム、トルコ、ポーランドの方です。
4件の面談にかかった時間の合計は、なんと1時間。自己アピール、当社でやりたいことなど、対面しているのと何ら変わらずに伺うことが出来ました。

 

「これほど短い時間で、国境を越えて、多くの人たちとコミュニケーションができるなんて」
頭ではわかっているつもりでしたが、いざ現実に体験すると本当にすごいなと驚きました。

 

 

海外の方とビジネスをするうえで、距離、時間と並んで大きいのが言語の壁です。

 

改めて言うまでもないことですが、今、国際公用語は英語です。
ですが、ただ英語が話せるというだけでは、国際的なビジネスには不十分だと思います。

 

海外ビジネスを進めていると、英語のメールが頻繁に送られてきます。
英語の苦手な私は、最近の翻訳ソフトの性能がとても向上したことを実感し、感謝しています。これもITの力です。

 

ただし翻訳ソフトを使いこなすには、正しく日本語を理解する力が重要です。
日本語をうまく扱えなければ、他国の言葉と置き換えることも、他国の言葉を日本語に置き換えることもできません。

 

そもそも言葉を使って考える力は、どんな言語でも共通の能力です。
母国語を用いて論理的に考える能力がなければ、よその言葉でも正しく考えることはできませんから、英語で話すにも、母国語の力は不可欠です。
私は、海外ビジネスにおいては国内ビジネス以上に、母国語力に重きを置くべきだと考えております。

 

さらに、国際的に商品を広めるにあたっては、言語だけでなく、文化の理解も重要です。

 

Skypeでの面談とは別に、モロッコ人学生の方と直接お会いする機会がありました。
面談は、英語。雑談はアラビア語、新人講習の現場へのエスコートは、フランス語でした。

 

この方には、生まれた場所、育った場所、話す言葉、さまざまなものと結びついたバックボーンがあるはずです。
英語ネイティブの方にも、日本で生まれ育った私にも、それぞれに背景となる文化があります。
とりあえず英語でやりとりができたとしても、お互いの文化を知らなければ、それ以上に深いコミュニケーションはできないのではないかと私は思います。

 

当社では留学生の方に、まず日本文化を知り、日本企業である当社の文化を学び、その上で、それらを背景として誕生した私たちの製品を理解していただきたいと考えております。
一方既存社員も、仕事を通じて彼らの文化や考え方を学ばなければなりません。

 

 

ITの力で、私たちは距離や時間の壁を軽々と越えることができるようになりました。
そう遠くない未来には、AIなどの発達により、相手の使う言語が分からなくてもコミュニケーションがとれるようになるのではないかと思います。

 

私は、国境を越え、時差を越え、言語を越えてのコミュニケーションを経験したことで、国内外を問わないビジネスの発展に向けて、ますます挑戦の心を持つことができました。
これからの時代、きっと多くの日本企業が世界に革新を広げていける、そんな気がする今日この頃です。

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経営層から現場層まで情報を一気通貫につなげられることが強みです。

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代表取締役社長 藤本繁夫 
この記事を書いた人

藤本 繁夫

株式会社シナプスイノベーションの社長をしています。
時空を超え、国境を超え、業界の常識を超え、びっくりポン!なアイデアを発信します。

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