愛と誇りと熱意をもって働ける環境づくり

シャローシのお仕事, 人事・労務

 

 

大阪オフィスを出て、東京ステイ中のシナプスシャローシ、浅尾です。
まふゆさんが大阪にいるので、今日は対話形式ではなく独り言モードでメルマガをお送りいたします。

 

先日東京で、内々定学生との懇親会がありました。
縁あって出会い、最終選考を経てここまで来てくれた学生さんです。
今年もそれぞれの良さを持った個性豊かなメンバーが揃いました。

 

彼らの目の輝きを見ているうちに、私も初心に戻り、自分自身のミッションとは、と考えさせられました。
弊社代表の藤本は、「従業員を幸せにできない経営者に存在価値はない」と常々話しています。
一緒に働く仲間を幸せにすること、それは私自身のミッションでもあります。

 

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そしてそんな1日は、海外事業担当役員とこの度海外事業に配属された新卒社員との懇親会で締めくくられました。
スーパーポジティブな時間を過ごす中で、新しいアイデアの基となるインスピレーションをたくさんもらいました。

 

生まれたアイデアの1つが、「シナプス・シェアハウス」。

 

人は、教えてもらえることを受け取るだけでは、それなりにしか育つことはできません。
自分が目指す姿をリアルに描き、それを実現するために必要なことを分解して理解し、それに対して自分は今何をなすべきかを知り、そして何よりなすべきことを実行できる人が、大きく伸びるのは自明の理かと思います。
(自分で決めた課題図書を読みながらソファーで寝落ちする私が、何を偉そうに……と冷や汗も出ますが)

 

ただ、エンジニア社員にとっては、すべきことをわかっていてそれを実行したくても、実行できる場があるとは限らない、というのが現実です。
例えば、今のように1人1台のパソコンが支給されていなかった時代、当社では、日中にコンピュータを利用できるのはベテラン社員のみでした。
社歴の浅い社員が使えるのは夜だけ。
若手社員は自分の力を鍛えるために、夜まで会社に残ってコンピュータが空くのを待っていたそうです。

 

さすがに今は、新入社員でも数ヵ月働けば自宅用のパソコンを買うことはできるでしょう。
でもそれでできることは限られています。
探求心が高じて自宅にサーバを構築した社員から、光熱費が高くなり家族からクレームを受けたとの話を聞いたことがあります。
会社であれば、環境が整っているのに……でも今は労働時間規制が厳しく、会社での自習を認めてあげるのはなかなか困難です。

 

でも、シェアハウスなら。環境を整備し、そこで自由に時間を過ごすことができる。
部署を越えた交流も生まれるでしょう。
そんな生活をするうちに、素晴らしい何かをひらめくかもしれません。
人の脳みそがひらめきを受けるのは、物事を考え詰めている時ではなく、リラックスしている時や何も考えていない時であることは脳科学上も実証されています。

 

探求した結果が必ずしも会社の業務に結び付く必要はありません。
でも実は、こうした自主研究の場から世に出た製品が数多くあるのです。

 

自社自慢で恐縮ですが、当社製品も、現在のR&D(研究開発)チームがR&Dの名を与えられる前から行っていた自主研究開発から生まれています

そして、その製品が今、私たちのサービスに大きな付加価値を与えてくれています。

 

 

夢の広がる話ですが、アイデアをリアルに落とし込むには、とても現実的なハードルも待ち構えています。
社内のニーズと合致するタイミングを計ることも非常に大切。
今回のケースだと、私が専門とする労働法に抵触しないよう、「仕事」はできない環境を物理的に整えておくことも必要でしょう。

 

他にも、量子コンピュータについてひたすら語り合う勉強会、部署をまたいだランチミーティングの補助制度など、現場を知らずには出てこないアイデアの種をたくさん受け取った東京出張。
人事は管理部門のドアを出て仕事をしなければならないですね。
「事件は現場で起きている」を痛感させられるひと時でした。

 

さてさて、こんなアイデア(妄想?)を実現させられるのはいつになるでしょう。
かなえたいことはただ1つ、社員が自分の仕事に愛と誇りと熱意をもって働ける環境づくりです。
アイデアはそれを実現するためのひとつの手法でしかありませんので、ほかにも方法はあるのかもしれない。
人によって必要な環境も様々でしょう。
でもいつかここで報告できることを夢見ながら、今から帰阪しようと思います。

 

※本文に出てきた、夜までコンピュータの空きを待っていた若手社員は、30年前の弊社代表藤本でした。

 

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浅尾
この記事を書いた人

浅尾 美佳(あさお みか)

食べてしゃべって走る、特定社会保険労務士。
使命は社内平和と世界平和。
ジョージ・クルーニーの嫁に憧れています。

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