賞与は毎年必ず支給されるもの?

シャローシのお仕事, 人事・労務

 

12月。FCSでは冬季賞与が支給されました。

FCSでは、報酬はお客様からいただくものと考えているので、今年も私たちを信頼してお仕事をくださったお客様に改めて感謝をし、賞与のありがたみをかみしめていたまふゆさん。

でも、そもそも賞与って、毎年絶対受け取れるものなのかしら?
ふと浮かんできた疑問を解消しに、FCSの社労士・浅尾さんに質問してみることにしました。

 

・・・

 

「浅尾さん、賞与のことですけれど……」

「まふゆさん、賞与でまたたくさんご本を購入されるんですよね?
素敵な出会いがあったら、私にも貸してくださいね」

「はい! ……ではなくて、賞与って、毎年必ずもらえるものなんですか?」

「あら、おもしろい質問ですね。ではまず、通常の賃金の支払い義務について、考えてみましょう。
雇用契約はいわゆる双務契約、つまり従業員側は労働を提供する債務をもち、それに対し会社側が賃金を支払う債務をもつものです。
ですから従業員側の理由による労働の不提供がない限り、会社は賃金を支払う義務があります」

「それはそうですよね。お給料が払われたり、払われなかったりだと、生活していくことができなくなります」

「でも、賞与については必ずしもそうではないのですよ」

「そうなんですか?」

「労働基準法で、賃金は会社に支払い義務があるものとされていますが、賞与に関しては特に定められていないんです。
実は賞与は、それぞれの会社が裁量を持って支給しているものなのです。
就業規則や雇用契約書で支給を確約している場合は支払義務が生じますが、ほとんどの会社が、“賞与は支給しない場合がある”ことを何らかの形で書いているのではないかしら。
うちの就業規則を見てみましょうか」

【賞与】
賞与は会社業績、社員の勤務成績等を勘案し、支給の有無、金額を個別に決定するものとする。

「本当ですね。いただけない場合もあるんだ」

「そうですね。ですから、今回いただいた賞与は大切に使ってくださいね。
経営側の視座からみると、このように柔軟な形で支払うことのできる賞与の制度は、業績が良い時にはタイムリーに社員に還元でき、万が一業績が振るわなかった場合にはここを減らすことでリスクヘッジできるという利点があります。
通常の給与は、今年の業績が良いからといって単純にあげてしまうと、万が一の時にそう簡単には下げることができません。
下げることができないということは、社員にとってとても良い話のように聞こえますが、その結果雇用を守りきれなくなったり、会社そのものがなくなったりしてしまうと、元も子もないですよね。
そう考えると、業績連動型の賞与は、会社と社員が運命共同体として持続的な関係を保つための、よく考えられた制度といえますね」

「そんな考え方もできるんですね。来年もまた賞与をいただけるように、ますます仕事を頑張る気になってきました」

「報酬をいただけるのも、お客様あってこそ。
お客様に価値を認めていただける、FCSらしい仕事を創出し続けたいですね」

 

・・・

 

年末を前に、来年のますますの業績アップ目指して、心を新たにする2人でした。

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浅尾 美佳(あさお みか)
この記事を書いた人

浅尾 美佳(あさお みか)

食べてしゃべって走る、特定社会保険労務士。
使命は社内平和と世界平和。
ジョージ・クルーニーの嫁に憧れています。

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