UM SaaS Cloud 導入事例

トレーラーハウスデベロップメント株式会社 様

DX推進者がUM SaaS Cloudで目指す未来

2023.05.31 掲載
写真:トレーラ―ハウスデベロップメント株式会社 執行役員 事業戦略部 部長 西川 徹 様
トレーラーハウスデベロップメント様について
トレーラーハウスの製造、販売を行っている
トレーラーハウスデベロップメント様
お話をお伺いした方
執行役員 事業戦略部 部長 西川 徹 様
ご利用モジュール
UM工程進捗UM販売購買

※ この事例に記述した数字・事実はすべて、事例取材当時に発表されていた内容に基づきます。数字の一部は概数、およその数で記述している場合がございます。

トレーラーハウスデベロップメント様について

トレーラーハウスデベロップメント株式会社(以下、トレーラーハウスデベロップメント)様は、事業用トレーラーハウスの製造・販売を専門に行うメーカーです。本社は東京にあり、栃木にある自社工場にてトレーラーハウスを国内生産されています。

同社では、全社的なDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進を命題に、コミュニケーションツールの刷新や情報の一元化を進めております。
2022年9月より製造現場の変革を目指してUM SaaS Cloudの導入を行っています。

今回、同社が出展された「東京トレーラーハウスショー2023」にお伺いし、DXを中心で進められている事業戦略部長の西川様にインタビューさせていただきました。

会社のDXを推進することが私のミッション

システム導入を検討し始めたきっかけは何ですか?

私は2022年の3月にDX担当としてこの会社に入社し、会社のDX化の使命をいただきました。
まずは社内のコミュニケーションを円滑にさせるため、情報網としてチャットツールを導入し、
次に製造現場でのDX化を進めるため、生産管理システムの導入という流れで現在に至ります。

「紙から情報を探す時間」を減らしたい

導入前はどのような課題をお持ちでしたか?

まずは情報の検索を楽にしてあげたい、と思いました。
発注の際はExcelで注文書を作成し、印刷してFaxを送っていました。印刷した紙は後から探せるようにファイリングして保管しています。
以前に発注した注文書の値段を確認するために分厚いファイルを1枚1枚めくって探していたので、これは探す時間がもったいないなと感じました。

また、進捗状況を確認するために、営業と工場で頻繁に電話でやり取りをしていました。
トレーラーハウスは、車でありながら利用形態は建物と同じなので、用途や場所に応じた仕様変更や、ユーザーの事情による納期変更が発生する事があります。その都度本社と工場の間で、変更内容を記載した紙でのやりとりがあるので、これも改善したいと考えました。

在庫管理に関しては、工場の敷地マップの紙に直接製造番号を書き込んでいました。
紙ベースでの管理を改め、データ化して誰もがすぐに在庫数を分かる状態にする事が必要でした。

原価管理は、現地での按分計算のため月末になると工場に担当者が出張し、数日かけて対応する大変な作業となっています。
元の記録がアナログだから現場を見に行かなければならず、時間も費用もかかるので、集計を自動化したかったんです。
そのためには大元からデータ化すべきだなと思いました。

「製造業でも使える」ではなく「製造業向け」のシステム

UM SaaS Cloudを選んだ決め手を教えてください

元々当社では、営業でSalesforceをSFA(商談管理)として使っていたので、連携して使えるシステムだと良いなと考えていました。

2、3社ほど比較検討し、Salesforceと標準で連携ができて、製造業向けのシステムであることが大きな決め手となりUM SaaS Cloudにしました。

「製造業でも使える」「生産管理としても使える」というようなツールは結構ありますが、やはり「製造業向け」の生産管理システムの方が安心できたので、UM SaaS Cloudにしよう、と決断しました。

UM SaaS Cloud導入後の業務フローイメージ

DXの先の未来を社員に伝える

システムを導入する際に、意識していることはありますか?

システムの導入期間は通常業務に加えてシステムの操作を覚えたり、業務を整理したりという作業が発生するので、DXに関わるメンバーには今まで以上の大きな負担が発生します。

だからこそ、何のためにシステムを入れるのか、いわゆるDX化を進めるのか、という話をできる限り丁寧に未来がイメージできるように伝えるようにしています。

DX化により全体的な作業効率をあげる事で、従業員には更に生産性の高い仕事に取組んでもらい、売上UPにつながっていくという働き方の構造変革ができると考えています。

本来業務に集中し、働きやすい環境へ

UM SaaS Cloudの活用について、今後の展望をお聞かせください

製品からのトレーサビリティをさらに精度高く向上させていきたいと考えています。

もし何らかの問題が発生したときに、いつどのような工程を経てできた製品なのかまで今回のシステム導入で辿れるようになるのですが、どこからいつ納品された部品を使っているのか、というような情報をネジ1本に至るまで即時に辿ることができれば、よりレベルの高い品質管理・品質向上につながっていくと思っています。

また、今回のUM SaaS Cloudの導入のために、現場の工場メンバー、本社の営業メンバーが本来の業務が忙しい中でも時間を作って頑張ってくれています。
今ちょうど本番稼働直前という段階ですが、DXに関わってくれているメンバーの協力のおかげでここまでこれました。本当にありがたいです。

シナプスイノベーションのプロジェクト担当の皆さまもいつも段取り良く進行してくださっていてとても頼りになり助かっています。

これから本格的なシステム運用になっていきますので、引き続きご協力をよろしくお願いいたします!

西川様、トレーラーハウスデベロップメントの皆様、ありがとうございました!