人生のモットーは「仕事は遊び、遊びは仕事」

ブランディング室 N.T.のSTORY

「人生の目的を達成するために、シナプスイノベーションという舞台で自分の能力を発揮する」

そんな風に語る弊社ブランディング室、N.T.のSTORY

努力を避け、楽な道を選んでいた学生時代

私は奈良県で生まれ、両親、兄、妹の5人家族で育ちました。

両親からすると、兄は第一子、妹は待望の女の子です。その間に挟まれた私はどちらかというとほったらかされて、きびしいしつけもなく、自由奔放な子供時代を過ごしました。

自由奔放に育つうちに、子供ながらに「もっと注目を浴びたい」という欲求が芽生えてきます。小学校の授業では先生の問いに果敢に手を挙げたり、歌の発表会で誰よりも大きい声で歌ったりする子供でした。

努力することが嫌いな飽き症の子供でしたが、「周囲は苦手なのに自分はできること」を見つけるとそれみよがしにアピールしました。

私の子供時代は、パソコンやインターネットがまだ今ほど家庭には普及していませんでした。しかし我が家にはパソコン・ネット好きの父と兄がいて機材が揃っていたので、自然と私もそれらに触れるようになりました。タイピングの練習やインターネットの仕組みを勉強することは全く苦ではありませんでした。私の周囲にはパソコンが得意な友人がいなかったこともまた、私を夢中にさせました。学校の情報処理の授業ではいわゆるクラスの「PCオタク」並みの成績を収め、私は得意気になっていました。

文系か理系かでいうと私は完全に文系です。国語が一番得意な教科で、大学入試のセンター試験では国語だけは満点でした。そのおかげで希望した大阪の大学(経済学部)になんとか入ることができました。

勉強も、部活も、バイトも、そこそこにがんばって、そこそこに楽しい生活を送りました。なるべく努力することを避け、なるべく楽な道を選んでいた学生時代でした。中途半端で、なんとなく心が満たされない日々でした。

シナプスイノベーションに入社したのも、もちろん人や社風に惹かれたことが大きいのですが、当時、IT業界といえば理系中心で寡黙な人が多いと思っていて、チャラけた文系の私は自然と一目置かれるはずという魂胆がありました。また、一番早く内定をもらったので、早々に就職活動を切り上げて遊びたかったのです。

思い返せば、なんと意識の低い、生意気な学生でしょうか。当然、入社してからすぐさま、そのような低い意識は叩き直されました。自分に与えられた仕事に対し努力をして応え、自分の能力を磨いていきました。周りから感謝されることも増えてきて、だんだんと人生が充実していく感覚がありました。

T.N.

本気で生きるようになった転機

仕事以外でも、私を変える転機がありました。転機というより、いくつもの出来事が重なって次第に悟っていったというほうが近いかもしれません。

シナプスイノベーションに入社して3年目のことでした。突然母から電話がありました。父が心臓発作で亡くなったという知らせでした。私は何事にも動じない性格ですが、父の死には動揺を隠せませんでした。

実は入社する数ヶ月前に、私は妹も病で亡くしていました。たった数年の間に立て続けに2人の家族を失ったのです。なぜ、平凡だった私の家庭にこんな不幸が降りかかるのか理解できませんでした。当然、納得する理由など見つかるはずもなく、「人生において生と死は隣り合わせだ」ということを悟るしかありませんでした。

そして、私は日々自問自答するようになりました。

「私は、生きたくても生きられなかった人に対して失礼な生き方をしていないだろうか? 明日、自分が死んでも納得する生き方をしているだろうか? していないなら、何を変えるべきなのか?」

その後私は結婚し、子供も生まれました。夫であり父になったことで、より仕事に励み、家庭を守ろうという強い責任感が生まれました。

そして、人生とは、「自分や周りの皆を幸せにするためにある」と考えるようになりました。

T.N.

シナプスイノベーションは、「人生の目的」を達成するための舞台の1つ

私が就職活動をしていたころは、中小企業に対しては、あまり変化がなく細々と同じようなことを繰り返しているという漠然としたイメージを持っていました。

ところがシナプスイノベーションに入社してみると、会社の制度も仕事の内容も、かなりスピーディーに変わっていきます。社会がどんどん変化していくのに合わせて会社も成長・進化しているんだと、肌で感じられました。私は入社後、数年スパンで、プログラマー、営業、マーケティングという職務を経験しました。営業とマーケティングについては、部署自体の立ち上げ初期から関わることができました。

現在私はブランディング室の室長をしています。シナプスイノベーションのブランディングの仕事は、要は、IT業界の難解な言葉をかみ砕き、解釈を加えてわかりやすくお客様に伝える、また自社製品が他の製品とどう違うのかを的確にとらえアピールするという仕事です。子供の頃からどうすれば目立つことができるのかを考えるのが好きだった私には、この仕事が最も自分の力を発揮できる仕事だと思っています。

仕事に取り組むときは、どんな仕事でも、ただ言われたことをするのではなく、仕事の目的を正しく理解し、あの手この手を考え、必ず期待された以上の成果を出すことにこだわっています。なぜなら、人生の目的である「幸せ」にこだわっているからです。自分の裁量で工夫をするほうが自分にとって楽しく幸せですし、当然「期待どおり」より「期待以上」のほうが人を幸せにします。

シナプスイノベーションは、仕事の「目的」を非常に重要視しています。究極の目的は「三方よし」です。つまり、「お客様の満足」、「社会への貢献」、「従業員の幸福」、それらを同時に満たすことです。シナプスイノベーションは、私に社会の一員であることを自覚させ、そして人生の目的を達成するための様々な課題を与えてくれる場所だと思っています。

私は「仕事」や「会社」というものは、「人生の目的」を達成するための舞台の1つだと考えています。「家庭」も舞台の1つです。人によって様々な舞台があると思います。自分の舞台は、自分で選び、自分の力で良くしていくものです。そこには色々な課題があり、憂鬱な気分になることもあります。しかし憂鬱な仕事を自分の能力で楽しくしていくこともまた仕事だと考えています。

「人生の目的」を見据えて、それを達成するための選択肢が無数にあることを意識していれば、憂鬱な日が続くことはありません。

人生のモットーは「仕事は遊び、遊びは仕事」

私の人生のモットーは「仕事は遊び、遊びは仕事」です。

生と死が表裏一体であるように、仕事とプライベートは切り離せないと考えています。メリハリをつけないということではありません。時期によっては、残業をしてでも仕事に打ち込むこともあります。有休を取ってゆっくり休みを取る時期もあります。しかし基本的には、仕事は趣味に熱中するように楽しんでやり、早めに切り上げ、家族との時間を楽しむこと、そしてプライベートの時間はボーっとすごさず、仕事の役に立つヒントが転がっていないか常にアンテナを張っておくことを意識しています。それが私の「人生の目的」、つまり「自分や周りの皆を幸せにすること」を達成するための最良の方法だと思っているからです。