【改善コンサルタントのKANSINノート】~シナプス社員ブログ~
宝塚歌劇をこよなく愛すコンサルタントが、日々の仕事や暮らしの中で関心を持ったこと、感心したこと、歓心を得た事を綴ります。

おはようございます。

シナプスイノベーションの中里です。

 

先日、宝塚大劇場に行ってきました。

観賞したのは宝塚歌劇団雪組、トップスター望海風斗(のぞみ ふうと)さん、トップ娘役真彩希帆(まあや きほ)さんのお披露目公演です。

お芝居「ひかりふる路~革命家、マクシミリアン・ロベスピエール~」とショウ「SUPER VOYAGER!―希望の海へ―」の2本立てでした。

 

お芝居のタイトルにあるマクシミリアン・ロベスピエールはフランス革命期の政治家で、史上初のテロリスト(恐怖政治家)と言われています。

フランス革命をテーマにしたミュージカルなどではほとんど悪役です。

 

今回の演目では“主役”です。

 

ロべスピエールは幼いころに両親と別れ、苦学して弁護士となりました。

その後革命に身を投じますが、最初は“自由・平等・博愛”を掲げ、 “階級のない自由で平和な国”、当時の庶民(職人・農民等の平民)が主役の社会を作るという理想に燃えていました。

革命当初は崇高な思いがあったのです。

しかし、王を廃し共和制をとった後、 “恐怖”によって人を支配する独裁者になります。

ギロチンによる反対派の大量粛清など、聞いたことのある方もいると思います。

最後は恐怖政治が裏目となり、逆に粛清されました。

彼は恐怖による支配を、理想の社会を創るための経過的な施策と信じていたらしいのです。

非常に重い話です。

 

が、これを宝塚歌劇で題材にすると、さまざまなミュージカルの作曲で知られるフランク・ワイルドホーンさんが音楽を担当し、歌のうまい望海風斗さんと真彩希帆さんが見事に演じることで、荘厳で感動的ですらある演目となりました。

 

ショウ「SUPER VOYAGER!―希望の海へ―」(トップ2人の名前には、それぞれ”希““望”の字が入っています)は、タイトルにふさわしく、希望あふれた船出と船旅をイメージさせる熱く楽しいショウです。

 

感動的な演目と楽しいショウで、素晴らしい夢の様なひとときでした。

 

 

宝塚歌劇は、夢の世界と言われます。

ですが当然ながら、タカラジェンヌは現実の世界に存在します。

現実の世界に存在しているヒトが、夢の世界を作っているのです。しかも、100年以上も。

 

タカラジェンヌと歌劇団の方々は、お客様を笑顔にするという理想を持っておられます。

その理想に現実を近づけるために、日々鍛錬しておられるのです。

 

理想を叶えるためには、それをしっかりと胸に描き、如何に現実を近づけるかを考えなければなりません。

目の前の現実に気を取られ、そこからどうやって理想に到達するかを考えていては、いつまで経っても夢の世界にたどり着くことはできません。

 

ロべスピエールは、初めは崇高な“おもい”を持ち、“理想”の実現を目指しましたが、最後には、破滅の路に進みました。

彼は、現実から理想に到る路を探し、そして見誤ったのか……。

抱いていた理想を、いつしか見失ってしまったのか……。

 

雪組トップの2人は、熱い“おもい”を持ち続け、厳しい稽古にはげみ、お客様に夢をみてもらうという“理想”に向けて船出しました。

 

演目と、演じた2人の対極的な姿が興味深いところです。

 

 

前回も“おもい”“理想”について書きました。

私は、自分自身のためだけに抱く“おもい”は、決して“理想”とは言えないと思っています。

まわりのひとみんなのしあわせを描いてこそ、“理想”なのではないでしょうか。

ロベスピエールがもし最初に抱いていたとおり、人々をしあわせにする理想にまっすぐ向かうことができていれば、歴史は変わったのかもしれません。

 

では、私たちのシゴトはどうでしょうか。

 

よく言われる、売りたいモノと売れるモノのちがい。

“売りたいモノ”を作るということは、究極を言えば自己満足です。

作り手の売りたいという気持ちだけで作られたモノは、結局売れることはありません。

“売りたいモノ”。これを“理想”に掲げても、お客様は受け入れてくれないのです。

“売れるモノ”。これは、お客様のニーズを考えて作られた、お客様のためのモノです。

これを“理想”とすれば、作り手もお客様もしあわせになります。

 

シナプスイノベーションは今、ソフトウェアメーカーとして、“J WALD”という生産管理システムを作っています。

お客様のニーズを考えて、考え抜いて企画した製品です。

必ずお客様に受け入れていただき、イノベーションがうまれると信じています。

“J WALD”を“理想”に掲げることで、お客様も私たちもしあわせになれるのです。

 

“J WALD”を開発する中で、現実には何度も分厚いカベにぶちあたったり、大きな山をこえたりしています。

ですが、この“理想”をブレることなく求めてゆきたいと思います。

 

 

この記事が、今年最後の配信となります。

来年もよろしくお願い致します。

 

では、よいお年を!

 

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中里 真仁(なかざと まさひと)
この記事を書いた人

中里 真仁(なかざと まさひと)

宝塚歌劇をこよなく愛する生産管理&経営管理コンサルタント。
神戸生まれの神戸育ち。海を眺め、山へ登ることが好き。
関心あること、感心したこと、歓心を得た事を綴ります。

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