製造業コラム

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製造管理をクラウドに変える!

更新日:2024年1月15日
製造管理をクラウドに変える!

2021年から、シナプスイノベーションでは、「UM SaaS Cloud」という複数のクラウド製品をまとめたソリューションを展開しています。

お客様にこのソリューションを紹介する中で、複数のお客様から同じようなご質問をいただき、恐らく、多くの方々が同じ疑問を持たれるのだろうと考えましたので、いただいたご質問とその回答を今回は記載します。

「他のシステムと連携できるの?」

UM SaaS Cloudを含むシナプスイノベーションのクラウド製品は、様々なパッケージ同士をつなぐコネクタを使って、周囲のシステムとデータを連携することができます。

また、大きく2つに分別され、IaaS、SaaSが存在します。

IaaSは、当社がこれまでオンプレミスのシステムとして提供していた「J WALD」の一部機能をクラウドの仮想サーバで実行し、クラウドサービスとして提供するものです。どちらかと言えば、MRP、原価管理など、対人のインターフェースから一歩下がって業務のバックで動く機能を扱います。

一方のSaaSにあたるのがUM SaaS Cloudで、対人のインターフェースが主となる機能、つまり、スマホやタブレットを活用するような場面に対応する製品を提供しています。

営業部門が受注を入力したり、納期回答のための確認をとったり、調達部門がサプライチェーンへ発注したり、製造現場が作業指示を参照したり、作業実績を入力したり、あるいは点検のチェックリストを記録したりするための製品がここに含まれます。

「セキュリティって大丈夫なの?」

スマホ・タブレットでのクラウド利用をご提案すると、必ずされる質問は「セキュリティ」に関することです。UM SaaS Cloudは、Salesforce社が提供するプラットフォーム上に構築しているため、同社のサービスと同じセキュリティレベルが担保されています。

Salesforce社のサービスは、米国の政府機関をはじめ、全世界50ヶ国以上で十数万人の方に利用されており、ウィルスやハッキングへの対策は万全を期しています。

スマホ・タブレットを利用すれば、QRコード、バーコードの読み取りが手軽にできるのはもちろん、製品や納品物、書類まで何でも写真に収めて業務フローの中で活用することができます。

小さな画面を操作するのはちょっと、という方も、音声入力、手書き入力を活用していただけば、あらゆる現場でとても便利にお使いいただくことができます。

「アドオン・カスタマイズってできるの?」

従来の業務システムは、一般的に、機能が足りなければ追加で開発する=アドオン、機能が業務に合っていなければ改造する=カスタマイズを行って運用されていることが多いです。そのため、必要なときはそれができるの? とご質問をいただくことがあります。

UM SaaS Cloudは、販売・購買系、計画系、製造実行系、在庫系等、様々な機能を持つクラウド製品の総称です。
1つ1つの製品は個別の機能に特化したものですが、これらのグループであるUM SaaS Cloud全体としてみると、業務に必要な機能が一通り含まれています。

お客様にはこの中から必要な機能を選んでお使いいただくので、これまでは販売・購買系だけを使っていたけれど今度は計画系も使いたいとなった場合には、新たに計画系の製品を導入いただけば足り、大きなアドオンはほとんどの場合は不要となります。

また、必要な項目が入力できないので、製品が少し業務に合わない、という場合には、簡単にデータ項目が追加できるように設計されています。
使い方さえ覚えていただけば、お客様ご自身でカスタマイズできます。

「ランニング費用が高いんじゃないの?」

UM SaaS Cloudの価格は、月額で1アカウントにつき数千円です。維持費はこれだけです。

自社でサーバを持たないのでサーバ費用は不要、サーバメンテナンスとして発生するデータバックアップも不要になります。
サポート費も必要としません。
社内で発生した問い合わせへの対応は、メーカのサポートセンターに任せてしまえば不要になります。

ですから、100人の方にUM SaaS Cloudをご利用いただく年間の費用は安く見積もって400万円、高く見積もっても倍の800万円程度で済みます。
仮に情報システム部門に年収400万円程度の担当者を付けて、専任で自社システムの面倒を見てもらうとすると、一般的に人件費は当該担当者の年収の1.5~2倍と考えられますので、600~800万円かかります。

また、社内でサーバを持つと、データバックアップといったイベントにかかる費用だけでなく、サーバを動かすための電力費やサーバを守るためのエアコン代など、きちんと目に見えてはいない経費も発生しています。

このように考えていくと、シナプスイノベーションのUM SaaS Cloudをご利用いただく経済的メリットは明白だと思います。

どうですか? これまでクラウド、というとセキュリティが危なっかしいとか、ランニング費用が高いとか懸念しておられた方も、その懸念が払拭できたのではないでしょうか。さらに、UM SaaS Cloudは、以下のようなメリットも提供しております。

「いつでも最新の機能を使える」

パソコンにインストールして使用する業務アプリは、バージョンアップが発生すると買い替えなければならないケースが多いと思います。

しかし、UM SaaS Cloudはクラウドサービスである以上、アプリごと買い替えなくても、アップデートやバージョンアップを手軽に反映できるようになっています。
最近はスマホをお使いの方が多いので、スマホアプリのアップデートと同じように考えると、ご理解いただきやすいかと思います。

ただし、これもスマホのアプリで経験されている方がおられるかと思いますが、急に勝手にバージョンアップされると、使い方が分からなくなった、今まで使っていた機能が変わってしまった、ということもあるのではないでしょうか。

UM SaaS Cloudは、製造業の業務をよりよくするためのサービスですから、バージョンアップの影響で業務が止まってしまうようなことは避けなければなりません。
そのため、実際に運用されている環境とは別に試行環境を提供しています。
バージョンアップされた機能は、試行環境下でお試しいただいてから、実際に運用されている環境へ反映することが可能です。

この形であれば、実際に運用している環境のバージョンアップ前に、試行環境で試して、業務マニュアルを改定し、メンバーへ周知することで、ドタバタを回避することができます。

「拠点や利用者の増減に強い」

クラウドサービスの利用者は、そのソフトウェアが物理的にどこにあるかを意識する必要はありません。
拠点や部門が増えたり減ったりしても、物理的なネットワークを意識して工事する必要はほとんどありません。

特定のパソコンにインストールしている訳でもないので、あのパソコンでしか使えない、という制約もありません。

よって、今度からあちらの拠点でも使いたい、こちらの部門ではもういらないといった、利用者や利用環境の増減に強いです。
インターネットが繋がり、スマホ・タブレットでデータ通信が可能な国や地域であれば、世界中のどこからでもご利用いただけます。

UM SaaS Cloudは利用拠点や利用者が増減することを前提としているので、ライセンス契約数も細かく調整することができます。
必要な分だけ費用を払えばよく、経費の面でも優しいサービスです。

いかがでしたか?
シナプスイノベーションのUM SaaS Cloud、興味を見っていただけた方には、製品のご説明やデモをさせていただきたいと考えておりますので、お気軽にお問合せ下さい。

UMマスター
著者:UMマスター

UM SaaS Cloudに長年携わっているベテラン。
製造業における業務の効率化や生産性の向上を実現した経験とIT活用の幅広い知識を有しています。
ブログでは、製造業におけるIT導入の成功のポイントなど、製造業向けのIT導入に関する情報を発信しています。

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