椿本チエイン、最高品質をつくりだす秘訣

~「品質」への誇りと「技術・技能」の伝承システム~

椿本チエイン、最高品質をつくりだす秘訣
~「品質」への誇りと「技術・技能」の伝承システム~

創業100周年を迎えたチェーンメーカー、椿本チエイン。

「動かす」ことに進化をもたらし、社会の期待を超えることを社会的使命として掲げる同社は、産業用スチールチェーンと、自動車エンジン用タイミングチェーンドライブシステムにおいて、グローバルトップシェアを誇ります。

椿本チエインの業績を支えているのは、「高品質へのこだわり」の精神です。

そして、この精神が社員全体に強く根付いている背景には、技術を伝承していくための社内スクール「つばきテクノスクール」と、社員が日頃培った技能を競う大会「つばき技能オリンピック」という、2つの取り組みが存在しています。

シナプスイノベーションのお客様でもある同社の取り組みについて、経営企画センター 広報・IR課長の田辺様にお話を伺いました。

 

チェーンで世界を動かす

「モノ動くところにチェーンあり」といわれるほど、工場の生産設備はもちろん、自動車エンジンやエスカレーター、回転ずしなど私たちが日常で利用しているものにまで、ありとあらゆる場所で「チェーン」は使われています。

この「チェーン」でグローバルトップシェアを誇るのが、椿本チエインです。

経営企画センター 広報・IR課長の田辺様

経営企画センター 広報・IR課長の田辺様

 

自動車エンジン用チェーンで高シェア

椿本チエインの営業利益の約半分を占めるのが、自動車部品事業。

国内外の自動車メーカーから性能面・品質面で厚い信頼を寄せられ、主力製品である「タイミングチェーンドライブシステム」は、世界で37%、国内では68%のシェアを獲得しています。また、システム納入していない車であっても、その多くのエンジンに同社の作った何らかの部品が搭載されています。

つまり、国産車のほとんどが椿本チエインの技術を乗せて走っているのです。

 

「高品質」を生み出す、「社内スクール」と「競技大会」

椿本チエインが高い評価を受けているのは、高品質へのこだわりがあるからです。

そして、そのこだわりを伝承していくための人材育成に力を入れています。

同社の人材育成は「一の人たれ」をめざしています。これは、オールマイティーにすべてをこなそうとするのではなく、自分の得意な分野を見つけて、その分野の1番になれるよう努めよ、という意味です。

ここでは、社員の得意分野を伸ばす、独自の取り組みを2つご紹介します。

 

つばきテクノスクール

つばきテクノスクール

1つ目は、「つばきテクノスクール」という社内スクールです。

これは、個人の習熟度に合わせて、工学系の専門技術や、英会話などのビジネス知識を学べるスクールで、講師を務めるのは、経験豊富な先輩社員や嘱託社員たちです。

スクールの研修は現場との連動を重視しており、学んだことがそれぞれの業務に還元され、それが現場の社員の意識と技術・技能を向上させていく好循環を生み出します。

先輩から後輩へ技術を伝えることを奨励し、社員が自分の力を向上させられる環境を整えているのです。

 

もう1つの独自の取り組みは、「つばき技能オリンピック」という競技大会です。

「普通旋盤」「溶接」「射出成形」「手書き製図」「フォークリフト運転」など同社のモノづくりを支える8つの技能分野について、椿本チエインをはじめ、国内外グループ会社から選抜された精鋭たちが日々の仕事で鍛えた技術を競い合います。

つばき技能オリンピック

つばき技能オリンピック

優秀な成績を収めた社員の表彰や、一定数以上のポイントを獲得した社員の“殿堂入り” など、評価システムにも趣向が凝らされています。

仕事に使う技能を“競技”として競い合うことで、身につけた技術をもっと磨きたいという社員のモチベーションが高まっていくのです。

 

技術を学び、磨き合う環境があるからこそ、社員ひとりひとりが「高品質へのこだわり」を持ち続けることができます。

徹底した社員教育が、創業当初から品質にこだわり続けてきた椿本チエインの想いを支えています。

 

椿本チエインのこれから

2017年4月にスタートした「中期経営計画2020」の売上計画は、最終年度である2020年度に3,000億円。「これを達成するためには海外事業の売上を4年で2倍にする必要がある」と田辺さんは説明します。

2020年度のあるべき姿として掲げている「グローバルトップ企業」の実現に向けて、椿本チエインのさらなる挑戦は続きます。

椿本チエイン 100周年

椿本チエイン 100周年

 

また、同社は今年、創業100年を1つの区切りとして新企業理念「TSUBAKI SPIRIT」を制定しました。

この新しい企業理念は、次の100年も社会から必要とされる企業であるために、次世代を担っていく若手リーダーたちを中心に作られたものです。

 

この企業理念では、「モノづくりにこだわり、モノづくりの先を行く」を目指すべき姿として掲げています。

ここには、高品質を生み出す技術力をさらに伸ばして、顧客や社会のニーズに応えること、また、お客様自身も気づいていないような真の課題を見つけ出し、その期待を超えるような価値の提供に挑んでいこうという思いが込められています。

 

この先もさらなる飛躍を求めて、品質にこだわり、お客様に真摯に向き合い続ける椿本チエイン様を、シナプスイノベーションは応援しています。

 

会社概要

会社名株式会社椿本チエイン
創業1917年12月
設立1941年1月
所在地大阪市北区中之島3-3-3
事業内容チェーン事業、精機事業、自動車部品事業、マテハン事業
URLhttp://www.tsubakimoto.jp/

同社の事業展開

同社は、「動かす」ことに関わる「チェーン」「精機」「自動車部品」「マテハン」という4事業を展開しています。

この中で、近年の成長をけん引してきたのが「自動車部品事業」です。主力商品のタイミングチェーンドライブシステム」は、自動車エンジンの基幹部品であり、同市場において国内68%、世界37%と、いずれもトップシェアを獲得しています。

また、産業用スチールチェーン(チェーン事業)でも26%と世界トップシェア。動力の伝動、遮断をコントロールする「カムクラッチ」(精機事業)では国内90%のシェアを誇ります。

搬送・仕分・保管を主とする「マテハン事業」においても、流通業界向けの自動仕分け設備や新聞印刷工場向けの搬送設備など国内トップシェアの商品を数多く手がけています。

シナプスイノベーションとの関係

「SVF」での帳票開発、販売管理システムの保守・改修、およびEDIシステム「ACMS」の保守・改修を支援しております。